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【ニューヨーク不動産最前線】 オーナー(テナント)保険について

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【ニューヨーク不動産最前線】オーナー(テナント)保険について

2018年10月16日
入っておくべきオーナー保険
マンハッタンを歩いていると、常時救急車と消防車のサイレンを耳にします。残念ながらもう、生活音の一部のようになっています。ときどき(というかかなりの頻度で)実際の火災現場にも遭遇します。これだけ人口が密集していると、いつも何かしら事件、事故が起こっているのですね。 ニューヨークのアパートでは、オーナー保険に加入するのが一般的です。部屋を借りている場合はテナント保険とも呼びますが、同じものです。いずれにしても、居住しているアパートに対して保険に入ります。基本的には任意なのですが、最近はオーナー、テナントにかかわらず居住者に対して加入を義務付けているビルも多く、部屋の購入、賃貸のボード審査の時に保険の加入証明書を提出させられるケースが増えています。 部屋を借りている立場のテナントにとっては、オーナーが保険に入っているのだから自分は入らなくていいと考える方もいるようですが、損害や事故の種類によってはオーナーの保険だけでカバーしきれないケースもあり、かつ、ことが起こった時にスムーズに解決するためにもやはり保険は必要です。 オーナー保険の補償とは
オーナー(テナント)保険は総合的な補償が含まれていて、一般的に想定される水漏れ(ほかの部屋からのものも含む)や火災に加え、家具や貴金属等のパーソナルプロパティに対する補償、怪我等をした時の補償も含まれます。たとえば、お客さんが部屋の段差につまずいて転んで怪我をした時の治療代等も含まれます。 保険には基本的なセットのようなものがあり、高額な絵や貴金属を持っている人は、特別にパーソナルプロパティの補償額を増やしてカスタマイズできます。ビルの規模や設備、ドアマンの有無等によっても若干保険料が違うようですが、基本のセットだと年間で300ドル程度からとそんなに高い金額でもないので、ビルの方針にかかわらず保険に加入するのはおすすめです。 実際に私のアパートも、寝ている間に動かしていた食洗器から水漏れしていて、朝起きたらキッチンとリビングルームが水浸しになっていたことがありました。下の部屋にもご迷惑をおかけしてしまって……。結果、リビングルームの床を全部張り替えることになったのですが、保険が…

【ニューヨーク不動産最前線】引越し時の荷物搬入

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部屋を見て回り、部屋が決まればどんな家具をどこに置くかといろいろ考えるのは楽しいですね。実際にお客様でも部屋を決めて申し込みをした後、ボードの入居審査を待っている間に、家具のための寸法を測りたいからと部屋をもう一度見に来る方は多いです。 ただし、ここでも注意が必要です。家具の搬入にはコンドミニアムの入居用エレベーターの予約が必要です。荷物搬入用のエレベーターは平日の昼間(9〜17時)、それも午前の部か午後の部どちらか一方しか選べないというビルがほとんどです。引越しのハイ・シーズンには先約があって、希望の日にエレベーターが取れない場合もあります。前もって引越業者との日にちの打ち合わせも大切です。 エレベーターの予約が取れない、もしくは引越業者が空いてないという理由で、せっかく契約開始日通りに入居の承認がおりても、荷物が搬入できないということになってしまいます。
基本的にこのエレベーターの予約は、ボードの審査に合格するまで取ることができません。申し込みをして結果を待っているという段階では予約できないので、承認が契約開始日の直前になってしまったというような場合には、そこから引越業者の手配は間に合いませんよね。 ボードの審査にばかり注意がいってしまい、引越しの手配のことは意外に見落としがちですが、こちらもビルの承認がいるので、コンドミニアムの引越しには余裕を持って申し込みをすることが大切です。 引越業者、エレベーターともにうまく日程が合い予約が取れたら、前もってビルに引越し用保険(COI: Certificate of Insurance)を出すのをお忘れなく。予約は取れていたのに、いざ引越し荷物が来てみたら、COIを出していなくて搬入できなかったというケースもあります。 余談ですが、賃貸の場合、契約開始日を月の初め(1日始まり)にする契約が多く、どのビルも月の初めはエレベーターが混み合うようです。もし余裕があるなら契約開始日を月初以外で設定するという手もあります。 柏原知子(Tomoko Kashihara) U.S. FrontLine マンスリー・コラム記事より