Posts

Showing posts from January, 2011

ウサギの耳と跳躍力で

明けましておめでとうございます。

 卯年の今年は、ウサギのように元気に跳ねる年になりますようにと願いたいところですが、気になる不動産市場はいかがでしょうか。

 2010年第4四半期(10月-12月)の最新データによると、景気の回復に伴い、1年前に始まった不動産市場の回復も続いていると言えるようです。

 その指標の一つが、アパートの空室率。米国全体の第4四半期の空室率は昨年同期の8%に比べて6.6%に低下し、6.2%だった2008年のリーマンショック前の水準に近づいています。アパートに住んでいる人が実際に払う月額家賃平均も、前年同期の964ドルから986ドルへと上がっています。

 ニューヨークに関して言えば、マンハッタンのコンドミニアム等の集合住宅販売件数も2295件、物件が市場に出回っている期間は平均125日となり、過去10年の平均に近い水準になったようです。つまり、「平年並み」になったということです。昨年は、金融危機に伴う住宅購入者向け減税措置の効果で20年ぶりの高水準となって、ある種、変則的な動きになっていましたが、それも落ち着いたようです。平年並みになったということは、良くなったということではなく、悪化していないという意味ですが、これからいったいどうなることだろうという先の見えない闇の中から抜け出せたという意味で、一安心というところでしょうか。

 また、別の情報によると、ニューヨークの富裕層は、最近は、家を買わずに賃貸にしているようです。それは、少しの違いだけれど、レント価格は下がり、購入価格は上がっているからです。そうやって、しっかりと情報を取り入れ、将来に備えているのです。

 ウサギの耳が長く大きいのは、遠くの音もよく聞くためです。危険を察知したら優れた跳躍力で走って逃げる、時には、天敵からの追跡を振り切るために前方ばかりでなく、後方へも跳んで足跡を残さないのだそうです。不動産市場も回復方向にあるとはいうものの、より賢く生き抜くためには、ウサギのように耳を大きくしてしっかりと情報を仕入れ、前後どちらへでも跳べる判断力とフットワークを備えておくことが大事な一年のようです。

 私ども不動産エージェントが耳より情報を差し上げますので、どうぞお気軽にお尋ねください。

 本年もよろしくお願い致します。


(住友不動産販売ニューヨーク、森重明子)