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伝統主義:“ニューリッチ”が新しい家に求めるもの

現在の世界経済不況の中でお金持ちは自身の家に何を求めているのでしょうか? それはガラスと鉄鋼造りの露出される様なデザインでしょうか、それとも伝統的でポストモダンな建築ディテールでしょうか。最近NY TIMESで、NYのハイエンド・コンドとして代表的な15セントラルパーク・ウェスト(以下15CPW)を調査する興味深い記事がありました。
この物件は2007年のビルの完成前に総額20億ドルの202戸全てのユニットが完売されました。ゼッケンドルフ兄弟が開発し、ゴールドマン・サックスがベンチャー融資を担当しました。建築家はエール大学の建築学部長でもあるロバート・A.M.スターン、100年の人気ある建築様式のすべてを参照するという彼の最も知られる仕事は壮大な20世紀の建築を喚起するものです。 「早道は、現在のトレンドを迂回し過去に戻る事」と、71歳のスターンは記事の中で述べています。エントランスも上辺だけでない、華美でもない崇高な建築ディテールに正面はライムストーン。ゼッケンドルフはこの開発に当たり、ハイエンド・マーケットのサイコグラフィックな研究をし、ハイエンドな購入者が何を15CPWに求めるかを構想したそうです。15CPWのアパートは最高4,580万ドルで売れたユニットもあり、この不況下でさえ値が上昇し続けているというそのロビーには、注意深いディテールの壮大な大理石の柱が迎えます。「それは一種の現代の古典主義」とスターンは言います。彼の設計したウェストビレッジのSuperior Ink タワーは2007年に高額で売買されましたが、アーチ型ウィンドウはロマネスク・リバイバルのウェアハウスを喚起させるもので、1平方フィートあたり最大4,000ドル、それらは容易に1,000万ドルを超え、部屋からは大きい窓を通して壮観な川の眺望を楽しむ事が出来ます。
Superior Inkと15CPWの両方を販売したあるエージェントは、これら伝統的スタイルの物件は数ブロック先のリチャード・マイヤーやグワスメイ・シーゲル設計による現代主義の物件よりも値がはるかに上昇しており、マーケットも安定。逆にリチャード・マイヤーとシーゲルの物件は転売が厳しいと語っています。Superior Inkの最も注目される購入者はデザイナーのマーク・ジェイコブスでしたが、それはDelano & Aldrichが1…