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コンドミニアムの上手な買い方と市況の推移

去る2月3日、ブルムバーグ市長が市財政の逼迫を訴え、人員削減や残業手当カットなどを発表し、不況はまだ底知れずの感。

 2008年度末、約90万ドルだったマンハッタンの一般住宅平均価格は、2009年度第4期、81万。メディアでも発表されるこの数値は、あらゆるタイプの住宅をチャンポンにして算出するかなり乱暴なものだが、経済状況の変化は捉えている。しかし、10%程度のこの下落率は新築ビルやタウンハウスが全体を押し上げている結果であり、数億ドルのコープや郊外の住宅が40%ダウンとかのニュースとはあまりにもかけ離れていて、一般投資家に人気の高いコンドミニアムの実態は判りにくい。

 そのコンドのメディアン・プライスである中間層の価格は、2009年度第4期の平均が99万5千ドル。前年比で、11%強の下落率は、あまり一般平均と変わらない。しかし、スクエアフィート当たりの平均値である約1050ドルは、ピーク時の2008年に対し18%減で、ほぼ2006年と同水準の価格となり、現実的な数字に近い。ピーク時の2007年に比べると、実に、57%にものぼる売却件数の落ち込み率や、豪華コープの価格下落を基準に値段交渉しても、気に入った物件の購入には成功しない。質の良い新築やセンスの良い改良を加えた中古コンドの優良物件は、バイヤー間の競争を誘い、いつの世も、極端なバーゲン価格とは無縁になる。マンハッタンに住みたいという希望者は後を絶ちませんが、レント収入とキャピタル・ゲイン共に楽しめた一昔前とは違い、現在のコンド投資は、キャピタル・ゲインだけが頼りで、購入には注意が必要。その点、賃貸物件が払底していて、利回りも有利な、ロングアイランドの、ノースショア、ナッソーは、お奨めだと思います。 


(住友不動産販売ニューヨーク 山新田 論)