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【ニューヨーク不動産最前線】 スーパー不足による深刻な問題

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【ニューヨーク不動産最前線】 スーパー不足による深刻な問題
2018年1月16日                                                                                                                            柏原知子 (Tomoko Kashihara)
今年は暖冬かと思っていたら、先週からニューヨークは氷点下を超す寒さになりました。みなさんの所はいかがですか? ニューヨークの住宅は基本的に集合住宅です。マンハッタン以外の区(クイーンズ、ブルックリン、スタッテン)では一戸建てもありますが、マンハッタン島の中は基本的に100%集合住宅です。集合住宅もさまざまな規模がありますが、100戸を超す大型物件になると、ほぼビルの中で自前のスーパー(管理人・建物責任者)、ハンディマンがいます。 ハンディマンもスーパーも基本的にはエンジニアなので、ビル内で起こる不具合はまずこの人たちがチェックし、直してくれるという、とても頼りになり便利な存在なのです。 水漏れ、排水管の詰まり、ヒーターが作動しない、エアコンが動かない等、基本的にメカニックなことはすべてハンディマンかスーパーが修理・解決してくれます。一軒家なら自分で直すか業者の手配をしなければいけないところを、ビルに頼めば直してくれるというのは、住民にとってとても心強い存在です。 ところが最近、このスーパーの質が大幅に落ちてきています。通常、スーパーはハンディマンから何年か修行して昇格し、何十年も同じビルに勤務して、ビルのことを熟知している人たちでした。ところが、長期にわたるニューヨークの建築ラッシュで、全体的にスーパーが不足しています。 優秀なスーパーが新築のコンドミニアムに引き抜かれたり、またみずから条件の良いビルに転職してしまうスーパーが多く、ベテランスーパーが抜けた後には、元からいたハンディマンがスーパーになったり、一般公募でスーパーを探したりします。でも、新しく来る人にスーパーとしての経験がなかったり、ビルのことを知らなかったりして、いざ問題が起こった時の対応がお粗末になってしまうのです。
それまでは、問題が起こった時にスーパーに報告すれば即対応してくれていたものが、自分の手に負えないと言い出すケースをよく…

2019年レストランウィークが始まります!

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今年も1月21日から2月8日まで、冬のレストランウィークが開催されます!
今回は369店のレストランが参加し、2コースのランチ$26、3コースのディナー$42で提供されます。普段は高くて訪問できないようなレストランでも、この期間はお得な料金で美味しいお料理を堪能することが出来ます。


ご参考に、私が昨年の冬のレストランウィークに行ったレストラン”RIVER PARK"を一部ご紹介したいと思います!
”RIVER PARK"はイーストリバーに面したレストランで、レストラン内からもテラス席からもイーストリバーを眺めながら食事を楽しむことが出来ます。レストラン内天井には小さなライトが散りばめられ、足を踏み入れた瞬間に感動します。

ディナーの3コースは、前菜とメイン、デザートとなっていました。それぞれは4~7種類から1つ選択でき、プラスで料金を払えば通常メニューの一部もオーダーすることが出来ます。
前菜は蛸のカルパッチョ、メインは鶏のハニーソースがけ、デザートはクリームブリュレを注文しましたが、どれも美味しく盛り付けもとても綺麗でした!




レストランウィークは、セレブが通うレストランや話題のレストランなども参加するとあって、毎年大人気のイベントです。レストランによっては予約無しで入ることが出来ますが、この期間は混雑する可能性が高いため事前の予約をお勧めします。
レストランの予約は、レストランウィークサイトまたはOPEN TABLEというサイトから可能です。
レストランによってはディナーのみ、曜日によってレストランウィークメニューを提供していない場合もあるため、確認してからの予約がお勧めです。
この機会に、ぜひ色々なレストランに足を運んでみてください!


2019年冬 レストランウィーク
開催期間:1月21日~2月8日
https://www.nycgo.com/restaurant-week


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【ニューヨーク不動産最前線】 年明けは管理費が値上がり

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【ニューヨーク不動産最前線】 年明けは管理費が値上がり
2018年12月17日                                                                                         柏原知子 (Tomoko Kashihara)
サンクスギビングが終わると同時に、ニューヨークの町はクリスマスモードになります。町なかにある街路樹はデコレーションされて、オフィスビルも住宅ビルもロビーには大きなツリーが飾られます。緑溢れる夏もいいのですが、この時期のマンハッタンはとても綺麗です。特にクリスマスに関心がなくても、光と色に囲まれていると歩いているだけでも楽しいですね。

ところが年が明けると一気にデコレーションが消え、寂しくなるのに追い打ちをかけるように、コンドミニアム・コープの管理費(コモンチャージ)が値上がりします。12月に入ると翌月の請求書とともに、管理費の値上がりを知らせるレターが管理会社からオーナーに送られてきます。うちにも来ました。来年は管理費が4%値上がりするそうです……。 どこのビルも似たり寄ったりですが、値上げの理由はオペレーションコストの値上がりです。主なものはこんな感じです。●ビルの設備のメンテナンス:エレベーターの保守点検(これはオペレーションコストの中でも金額がかかる最上位に入るそうです)、屋上のメンテナンス(特に水漏れの有無の確認と補修工事)、窓枠や外壁のメンテナンス ●保険料、光熱費の値上がり ●人件費の値上がり ●リザーブファンド(ビルの余剰金)の蓄えを増額するため ●ビルを見栄え良く保つための改修工事(ロビー、廊下、地下のメンテナンス) 特に最初の3つは必要不可欠の出費のため、避けることができません。保険料も人件費も年々上がる一方です。マクドナルド店員の最低時給も17ドルが保証されるNYCで、ビルのスタッフのユニオンが強いマンハッタンではスタッフの人件費が下がることはあり得ないでしょう。 リザーブファンドも、ビルの毎月の運営コストの最低6カ月〜1年分くらいは必要だといいます。緊急事態に備えてリザーブファンドを蓄えておくというのも、仕方のないことでしょう。コンドミニアムやコープによっては、手持ちの余剰金をファンド投資運用しているところもあり、運用がうまくいけば管理費を上げるど…

ホリデーシーズン限定公演!クリスマススペクタキュラー

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NYのホリデーシーズン限定で公演される定番のショーと言えば、ラジオシティーミュージックホールのクリスマススペクタキュラー!
1933年の初演以来、80年以上も続けて公演されています。ラジオシティーを拠点に活躍するロケッツをはじめ、大勢のキャストによる迫力のある煌びやかなパフォーマンスが魅力です。


開演前からラジオシティーミュージックホール前には大行列が出来ます。外は寒いので、防寒して早めに行かれることをオススメします。ホールに入ると、美しいツリーなどクリスマス仕様の豪華な装飾に圧倒されます。

ショーの時間は休憩無しの1時間半、聞きなれたクリスマスの曲が次々と流れて子供達も楽しめます。有名なおもちゃの兵隊ダンスや美しく揃ったラインダンスに大人も拍手喝采です。昨年から、3D映像などのさまざまな光の演出が導入されて、より迫力のあるクリスマスショーとなっています。


ショーの開催期間中は、平日2公演、休日3公演と公演数は多いものの大人気のショーですので、事前予約をお勧めします。期間限定のクリスマスショー、ぜひ足を運んでみてください!


CHRISTMAS SPECTACULAR
https://www.rockettes.com/christmas/
 公演期間:2018年11月9日~2019年1月1日


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【ニューヨーク不動産最前線】 ホリデーチップについて

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【ニューヨーク不動産最前線】ホリデーチップについて

2018年11月15日 ホリデーシーズンに
ビルスタッフにチップを渡す
いよいよホリデーシーズンが始まりました。来週はサンクスギビングですが、サンクスギビングが終わると、一斉にクリスマスを目指してカードが届き始めると同時に、ホリデーギフトのシーズンとなります。 マンハッタンのクリスマスといえば、住んでいるビルのスタッフにチップを渡すのが習慣になっています。 余談ですが、ニューヨークでは決してクリスマスと限定してはいけません。クリスマスカード、クリスマスギフト、クリスマスチップという代わりにホリデーカード、ホリデーギフト、ホリデーチップと言います。 日本人にはクリスマスという語彙はなじみがあり、ついついクリスマスと言ってしまいますが、カードにもHAPPY HOLIDAYというふうに書いてあるものが主流です。色んな人種が集まっているニューヨークでは、相手の宗教や信仰が分からないので、ハッピーホリデーとしておくのが無難なのです。 居住用のビルはコンドミニアム、コープ、レンタルビルを問わず、たくさんのスタッフが働いているので、チップだけでも大変です。毎日顔を合わせるコンシェルジュやドアマンはもとより、ポーター、ハンディマン等、普段は表に出て来ない人もたくさんいます。誰にいくら渡すのか悩むところで、実は私もお客様からよくチップの相談を受けます。 でも、心配ご無用。サンクスギビングが終わるや否や、どこのビルでもスタッフの名前とタイトルが書かれた名簿が各部屋に配られます。ビルによってはそれぞれの顔写真までついている場合もあります。 部屋の入り口のドアに挟んであったり、または共用のメールルームに束になって置いてあったりします。名簿を見ると、自分のビルで何人のスタッフが働いているか一目瞭然です。ビルの規模によってはスタッフだけで40人以上となるところもあります。 誰にいくら渡すべき?
律儀に全員にチップを渡していると大変なので、その場合は普段顔を合わせるコンシェルジュやドアマンだけでいいかもしれません。ただし、スーパー(スーパーインテンダント:ビルの管理人)だけは外せません。普段顔を合わせたり口をきいたりすることはありませんが、ビルの責任者なので、この機会に顔つなぎをしておくと、普段いざと…

【ニューヨーク不動産最前線】 オーナー(テナント)保険について

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【ニューヨーク不動産最前線】オーナー(テナント)保険について

2018年10月16日
入っておくべきオーナー保険
マンハッタンを歩いていると、常時救急車と消防車のサイレンを耳にします。残念ながらもう、生活音の一部のようになっています。ときどき(というかかなりの頻度で)実際の火災現場にも遭遇します。これだけ人口が密集していると、いつも何かしら事件、事故が起こっているのですね。 ニューヨークのアパートでは、オーナー保険に加入するのが一般的です。部屋を借りている場合はテナント保険とも呼びますが、同じものです。いずれにしても、居住しているアパートに対して保険に入ります。基本的には任意なのですが、最近はオーナー、テナントにかかわらず居住者に対して加入を義務付けているビルも多く、部屋の購入、賃貸のボード審査の時に保険の加入証明書を提出させられるケースが増えています。 部屋を借りている立場のテナントにとっては、オーナーが保険に入っているのだから自分は入らなくていいと考える方もいるようですが、損害や事故の種類によってはオーナーの保険だけでカバーしきれないケースもあり、かつ、ことが起こった時にスムーズに解決するためにもやはり保険は必要です。 オーナー保険の補償とは
オーナー(テナント)保険は総合的な補償が含まれていて、一般的に想定される水漏れ(ほかの部屋からのものも含む)や火災に加え、家具や貴金属等のパーソナルプロパティに対する補償、怪我等をした時の補償も含まれます。たとえば、お客さんが部屋の段差につまずいて転んで怪我をした時の治療代等も含まれます。 保険には基本的なセットのようなものがあり、高額な絵や貴金属を持っている人は、特別にパーソナルプロパティの補償額を増やしてカスタマイズできます。ビルの規模や設備、ドアマンの有無等によっても若干保険料が違うようですが、基本のセットだと年間で300ドル程度からとそんなに高い金額でもないので、ビルの方針にかかわらず保険に加入するのはおすすめです。 実際に私のアパートも、寝ている間に動かしていた食洗器から水漏れしていて、朝起きたらキッチンとリビングルームが水浸しになっていたことがありました。下の部屋にもご迷惑をおかけしてしまって……。結果、リビングルームの床を全部張り替えることになったのですが、保険が…

【ニューヨーク不動産最前線】引越し時の荷物搬入

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部屋を見て回り、部屋が決まればどんな家具をどこに置くかといろいろ考えるのは楽しいですね。実際にお客様でも部屋を決めて申し込みをした後、ボードの入居審査を待っている間に、家具のための寸法を測りたいからと部屋をもう一度見に来る方は多いです。 ただし、ここでも注意が必要です。家具の搬入にはコンドミニアムの入居用エレベーターの予約が必要です。荷物搬入用のエレベーターは平日の昼間(9〜17時)、それも午前の部か午後の部どちらか一方しか選べないというビルがほとんどです。引越しのハイ・シーズンには先約があって、希望の日にエレベーターが取れない場合もあります。前もって引越業者との日にちの打ち合わせも大切です。 エレベーターの予約が取れない、もしくは引越業者が空いてないという理由で、せっかく契約開始日通りに入居の承認がおりても、荷物が搬入できないということになってしまいます。
基本的にこのエレベーターの予約は、ボードの審査に合格するまで取ることができません。申し込みをして結果を待っているという段階では予約できないので、承認が契約開始日の直前になってしまったというような場合には、そこから引越業者の手配は間に合いませんよね。 ボードの審査にばかり注意がいってしまい、引越しの手配のことは意外に見落としがちですが、こちらもビルの承認がいるので、コンドミニアムの引越しには余裕を持って申し込みをすることが大切です。 引越業者、エレベーターともにうまく日程が合い予約が取れたら、前もってビルに引越し用保険(COI: Certificate of Insurance)を出すのをお忘れなく。予約は取れていたのに、いざ引越し荷物が来てみたら、COIを出していなくて搬入できなかったというケースもあります。 余談ですが、賃貸の場合、契約開始日を月の初め(1日始まり)にする契約が多く、どのビルも月の初めはエレベーターが混み合うようです。もし余裕があるなら契約開始日を月初以外で設定するという手もあります。 柏原知子(Tomoko Kashihara) U.S. FrontLine マンスリー・コラム記事より